5月22日(日)地鎮祭を執り行いました。
地鎮祭とは、皆さんご存じかと思いますが、建築などで工事を始める前に行う、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る儀式であります。神主さんがお祓いをし、山にもった土に鍬を入れるあれです。
一生に一度あるかないかの行事なので、何をどうしていいやら悪いやらよくわからなかったのですが、住宅メーカーさんに従って執り行うことで、無事終わりました。で、勉強になったことをお伝えします。
1.地鎮祭を執り行う日
基本的に、建築計画後、着工申請が通ったあと、着工直前に行うようです。つまりこの土地のこの場所に建てますよと決まったことを、土地の神に知らせ許しを得るワケですから。
そして、三隣亡を避けることです。三隣亡とは、選日(せんじつ)と呼ばれる暦注の一つで、建築関係者の大凶日とされ、棟上げや土起こしなど建築に関することは一切忌むべき日とされています。『三軒隣まで亡ぼす』とされたためだそうです。その三隣亡を避ける日取りで、決めていきます。今回はたまたま22日が日曜日の大安でしたので、この日にしました。
2.お供えセット
本来であれば、お願いする神社を選定し、供物を用意といろいろとあるようなのですが、如何せん初めてのことでよくわかりません。ですが、そこは住宅メーカーさん、大概の施主は地鎮祭なんてやったことないでしょうから、特にこだわりの神社がなければ、神社・神主の手配をすべてしてくれます。
この日は開始予定時間の45分くらい前に神主さんがやってきて、祭壇の設営し、供物をもってきてくれます。祭壇の向きも理由があるようで、玄関の向きと同じ方向にするそうです。

お供え物も、このような感じになります。

下段左から、リンゴ、パイナップル、野菜(にんじん、キュウリ、なす、サツマイモ)、するめいか、昆布、バナナ、上段左から、鯛、御神酒、お米、お餅、となります。このような儀式にパイナップルは意外でした。
3.お札は家の下に
お祓い、鍬入れ(さすがにこの時は写真撮れず!)の儀式が終わると、崩した盛砂に「鎮物(しずめもの)」と呼ばれる土地の神々を鎮めるとされ物を埋め込みます。これが基礎工事の始まる前、実際に土中に埋めるそうです。

このようにおんぶにだっこ状態で、地鎮祭は滞りなく終了します。そしてこの儀式にかかる費用、これを御玉串料として、¥35,000を神社へ納めます。これが高いか安いかの判断はできませんが、「さて、いよいよ家づくりの開始だ!」と、気が引き締まる一つの節目の感じがしました。
ちなみに、供物はすべていただけます。鯛は30cmくらいの立派な物で、知り合いの居酒屋の板前さんにさばいてもらい、その日の夕食にいただきました。縁起物なので、板前さんにもお裾分けし、食べていただきました。
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